サブスタは不登校の子の家庭学習に合う?|出席扱い・料金・学習計画のしくみを看護師が解説

窓辺の学習机でタブレットに向かい、開いたノートと鉛筆を手元に置いて自分のペースで学ぶ小学校高学年ぐらいの子ども 不登校

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この記事の要点

  • サブスタの特徴は教材そのものより「学習計画を人が作ってくれる」点です
  • 出席扱いの最終判断は学校長。申し込む前に必ず学校へ相談してください
  • 料金は小学生7,800円/中学生9,800円/両方11,800円(税込・入会金なし)
  • エネルギーが落ちきっている時期は、教材より休養が先です
  • まず担任に「在宅学習を出席として扱えるか」を一度だけ聞いてみる

お子さんが学校に行けなくなって数か月が経つころ、親御さんの心配は少しずつ形を変えていきます。最初は「明日は行けるだろうか」だったものが、やがて「このまま勉強が止まってしまうのではないか」に移っていく。外来でも病棟でも、この移り変わりを何度も見てきました。

私は2018年4月から看護師として勤務し(2か月のブランクあり)、2021年4月から児童思春期精神科病棟で働いています。学習の遅れは、本人にとっても親御さんにとっても、じわじわと効いてくる不安です。ただ、家庭学習の教材を選ぶときに見落とされがちな点がひとつあります。不登校の子にとって難しいのは、教材の中身よりも「今日どこをやるかを決めること」だということです。

この記事では、その「決める」部分を引き受けてくれるサービスとして「サブスタ」を取り上げます。あわせて、多くの親御さんが気にされる出席扱いの話も、誤解のないように整理しておきますね。

家庭学習でいちばん折れやすいのは「計画」の部分

教材を買ったのに続かなかった、というご相談はとても多いです。理由を伺っていくと、教材が難しすぎたケースより、「何をどの順番でやればいいのか分からないまま放置された」ケースのほうが目立ちます。

学校が機能しているとき、この計画づくりは先生が担っています。時間割があり、進度が決まっていて、子どもは目の前のことをやればいい。ところが家庭学習になると、その役割がまるごと家庭に降りてきます。親御さんが計画を立て、進み具合を確認し、遅れれば声をかける。これは想像以上に負担の大きい仕事です。

しかも、その役割を親が担うと副作用が出ます。勉強の話をするたびに親子の空気が張りつめ、やがて「その話はしないで」と扉が閉まる。学習支援のつもりが、関係を削る作業になってしまうのです。

サブスタはどんなサービスか

サブスタは、小学生・中学生向けのオンライン学習サービスです。公式サイトでは「勉強のプロがお子さまに合わせて作成する学習計画」をカレンダー式で受け取り、それに沿って動画授業で学んでいく仕組みだと説明されています。

つまり、映像教材そのものは他社にもありますが、サブスタが引き受けているのはその手前にある「今日はここをやろう」という設計の部分です。先ほど述べた、家庭でいちばん折れやすい役割を外に出せる、と考えると位置づけが分かりやすいと思います。

受講科目は、小学生プランが算数・国語・理科・社会、中学生プランが英語・数学・国語・理科と地理・歴史・公民です。学年をさかのぼって学び直すこともできる作りになっています。

「出席扱い」について正確に知っておきたいこと

サブスタの公式サイトには、学校に行っていなくても出席扱いになる制度があり、同社の在宅学習プログラムは不登校生徒の「出席扱い要件」を満たしている、という趣旨の記載があります。ここは期待の大きいところなので、慎重に補足させてください。

この制度は文部科学省の通知に基づく運用で、自宅でICTを使った学習をした場合に、指導要録上で出席として扱える道を開いたものです。ただし実際に出席扱いにするかどうかを決めるのは、在籍している学校の校長です。教材の側が要件を満たしていることと、あなたのお子さんが出席扱いになることは、別の話だと考えてください。

運用としては、学校と家庭が連携していること、学習の状況が学校側から把握できること、担任等との関わりが保たれていることなどが前提になります。学校ごとの温度差も実際にあります。

ですので順番としては、教材を契約してから学校に相談するのではなく、先に学校へ「在宅でこういう学習をした場合、出席として扱っていただけますか」と一度確認するほうが確実です。断られたとしても学習の価値がなくなるわけではありませんが、期待の落差は小さいほうがいいですから。

精神科看護師視点としての活用法

私が家庭学習の相談を受けるとき、最初に確認するのは教材の良し悪しではなく、その子が今どの段階にいるかです。

不登校の経過には、おおまかに、消耗しきって動けない時期、少しずつ生活が戻る時期、外や将来に関心が向き始める時期があります。学習の話が届くのは三番目からです。一番目の時期に教材を用意しても、たいてい封を切られないまま部屋の隅に置かれます。それは本人の意欲の問題ではなく、単にエネルギーが足りていないだけです。

病棟で受け持ったある中学生は、退院が近づいたころに「勉強したい」と自分から言い出しました。ところが実際に机に向かうと、どこから手をつけていいか分からず、数分でノートを閉じてしまう。その子に必要だったのは新しい問題集ではなく、「今日はこの1ページだけ」と誰かが線を引いてくれることでした。※個人が特定できないよう複数のケースを合成し、状況を抽象化しています。

サブスタのような「計画を作ってもらう」型のサービスが効くのは、まさにこの局面だと思います。やる気は戻ってきたけれど、自分では組み立てられない。そして親が組み立てようとすると関係がこじれる。この隙間を埋める役割です。

もうひとつ、計画を外部に預けることには副次的な効果があります。親御さんが「進捗を管理する人」から降りられることです。降りられると、家庭での会話が勉強以外の話に戻っていきます。私が現場で大事にしているのは、実はそちらの変化のほうです。

どんなお子さんに向くか

  • 勉強する気持ちは出てきたが、何からやればいいか決められない子
  • 学年をさかのぼった学び直しが必要で、市販教材では立て直しにくい子
  • 親が勉強の話をすると衝突してしまう家庭
  • 出席扱いの相談を、学校とこれから進めたい家庭

逆に、対人的なやり取りそのものが支えになる段階なら、動画教材より人が伴走する形のほうが合うことがあります。その場合は家庭教師や個別指導のほうが向きます。

他の家庭学習サービスとの違い

当ブログではいくつかの家庭学習サービスを紹介してきました。役割が違うので、整理しておきます。

買い切り型でくり返し使いたいなら天神、算数だけを厚く立て直したいならRISU算数、人が隣について進めてほしいなら学研の家庭教師家庭教師のガンバ、居場所ごと必要ならクラスジャパン小中学園という並びになります。

サブスタの立ち位置は、この中で「計画づくりを人に任せられる映像教材」です。全体像を見比べたい方は、学習支援サービスをまとめて比べた記事もご覧ください。

申し込む前に決めておきたい3つのこと

第一に、学校への確認を先に済ませることです。出席扱いを目的にするなら、この順番を逆にしないでください。

第二に、成果の基準を「学校復帰」に置かないことです。教材で測れるのは学習の積み重ねだけです。登校できるかどうかは、体調・人間関係・学校側の受け入れなど、別の要素で決まります。

第三に、続けられなかったときにどうするかを、契約前に家族で決めておくことです。「三日で止まったら本人を責める」空気が家に生まれると、次に何かを始めるハードルが上がってしまいます。

料金と無料体験

公式サイトに掲載されている受講料は次のとおりです(すべて税込・入会金は不要と記載されています)。

  • 小学生プラン(小1〜6):月額7,800円
  • 中学生プラン(中1〜3):月額9,800円
  • 小学生+中学生プラン(全教科):月額11,800円

また公式には、約14日間の全額返金保証がついており、その期間は無料で試せるという説明があります。きょうだいで学年が離れている場合は、まとめたプランのほうが結果的に安くなることもありますので、実際の学年構成で計算してみてください。

なお、この料金は令和6年5月に改定されたものです。ネット上には改定前の古い金額を載せた記事も残っていますので、申し込みの前に必ず公式サイトで最新の金額と条件をご確認ください。

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合わなければ、やめて構いません

計画どおりに進まない日があっても、それは失敗ではありません。体調の波がある時期は、計画のほうを緩めるのが正解です。

そして、始めてみて明らかに負担のほうが大きいと感じたら、やめる判断をしてください。私が病棟で繰り返し感じてきたのは、回復期に必要なのは「積み上げた実績」ではなく「自分で選べたという感覚」だということです。やめる選択も、その感覚を育てます。

よくある質問

Q1. 契約すれば必ず出席扱いになりますか?

なりません。最終的に判断するのは在籍校の校長です。教材が要件を満たしていることと、実際に認められることは別ですので、先に学校へご相談ください。

Q2. 学年をさかのぼって勉強できますか?

できる作りになっています。空白期間がある場合、今の学年から始めるより、つまずいた地点まで戻るほうが結果的に早いことが多いです。

Q3. 発達特性のある子でも使えますか?

特性によります。動画に集中しづらい子には向かないこともありますし、逆に「今日やること」が明示されることで動きやすくなる子もいます。無料で試せる期間に、本人の反応を見て判断してください。

Q4. 親はどのくらい関わる必要がありますか?

計画づくりを任せられる分、日々の「今日はどこをやるの」という声かけは減らせます。ただし完全に無関与にはならないので、様子を見る時間は残ると考えておいてください。

Q5. 今はまだ動けない状態です。始めるべきでしょうか?

おすすめしません。睡眠や食事が乱れ、日中もぐったりしている時期は、休養が先です。学習の話は、生活が少し戻ってからで間に合います。

Q6. きょうだいで使えますか?

小学生と中学生の両方に対応したプランが用意されています。人数や利用条件の細かい点は変わることがありますので、申し込み時に公式サイトでご確認ください。

今夜これだけ

教材を選ぶ前に、担任の先生へ聞く一文だけ用意してみてください。「自宅でオンライン学習をした場合、出席として扱っていただくことは可能でしょうか」。この一言が、次の選択肢を大きく広げます。

看護師視点でのまとめ

不登校の子の家庭学習でつまずくのは、たいてい教材そのものではありません。「今日どこをやるか」を決める人がいないこと、そしてその役割を親が背負って関係がすり減っていくことです。

サブスタは、その決める部分を引き受けてくれるサービスです。出席扱いについては学校長の判断という前提を忘れずに、まずは学校への確認から始めてください。そのうえで、お子さんが動き出せる時期に来ているなら、返金保証のある期間で反応を見てみるのは現実的な選択だと思います。

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参考にした公的情報・一次情報

記事内の制度・相談先・健康情報・サービス情報は、以下を2026年8月15日に確認しています。料金・特典・提供条件は変更されることがあるため、利用前にリンク先の最新情報もご確認ください。

【医療に関する免責事項】

本記事は、児童思春期精神科での看護経験に基づいた一般的な情報提供を目的としています。医療行為・診断・治療の代わりとなるものではありません。お子さんの心身の状態にご不安がある場合は、必ず主治医・かかりつけ医・スクールカウンセラー・地域の相談窓口など、お子さまを直接見ることのできる専門家にご相談ください。詳細は免責事項をご確認ください。

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命に関わる危険があるときは、ためらわず119番へ。
出典:厚生労働省「まもろうよ こころ」(2026年7月確認)
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