起立性調節障害(OD)と不登校の関係【朝起きられない子・精神科看護師が解説】

起立性調節障害(OD)と不登校の関係 不登校

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「朝になると起きられない」「めまい・立ちくらみがする」「昼になるとやっと元気になる」——こういった症状が続く場合、それは起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)かもしれません。児童思春期精神科で5年働いた看護師の経験から、ODと不登校の関係、親ができることをわかりやすく解説します。

起立性調節障害(OD)とは

自律神経の働きが乱れ、立ち上がる際に血圧が下がりすぎる病気です。小学校高学年から中学生に多く、不登校の子の約3〜4割に併発するとされています。怠けているわけではなく、身体がついていかないのです。

ODの主な症状

  • 朝起きられない(目覚めても動けない)
  • 立ち上がるとめまい・ふらつき
  • 頭痛・腹痛
  • 動悸・息切れ
  • 食欲不振・乗り物酔い
  • 夕方〜夜になると元気になる(昼夜逆転)

「サボっている」という誤解をやめよう

朝起きられず、夜には元気そうに見えるので、「昼夜逆転した怠け者」と誤解されがちです。しかしODはれっきとした身体疾患。本人の意志で起きられるわけではありません。「頑張れ」では治りません。

ODと不登校の関係

朝起きられないので、登校できない日が続く。それが不登校に繋がるケースは非常に多いです。心の問題ではなく身体の問題が発端なのに「学校に行きたくないんでしょ」と片づけられて、本人が二重に傷つくのが典型的なパターン。

ODかな?と思ったら

1. まず小児科を受診

起立試験・血圧測定で診断可能です。小児科で対応しきれない場合は循環器内科や心療内科が紹介されます。

2. 治療法

  • 水分・塩分を多めに取る
  • 規則正しい生活リズム
  • 適度な運動(横になりっぱなしはNG)
  • 薬物療法(ミドドリン等)

学校との向き合い方

診断書をもらって学校に提出することで、遅刻・欠席の扱いが配慮されるようになります。担任・養護教諭との連携も重要。「朝は無理だが午後から登校」というパターンも、学校が理解してくれれば可能です。

学習の遅れが心配な時

朝の授業を受けられないと勉強の遅れが気になります。ODの子は体調の良い時間が限られるので、その時間を有効活用する家庭学習が現実的です。

オンライン専門塾のウィズスタディは録画授業もあり、体調の良い時間に自分のペースで学べます。また家庭教師のラストのように、不登校の子に対応した家庭教師は、本人の体調に合わせて授業時間を柔軟に調整してくれるのでおすすめ。

親ができるサポート

  • 「なぜ起きられないの」と責めない
  • 朝は無理に起こさず、自然に任せる
  • 夜の早寝を習慣化
  • 水分・塩分が摂れる食事を意識
  • 長期戦に備えて親も休息を取る

まとめ

起立性調節障害は「怠け」ではなく身体の病気です。思春期を過ぎれば自然に改善することも多いですが、正しい診断と周囲の理解が回復を早めます。不登校の子が「朝起きられない」を繰り返している場合、一度小児科でチェックしてみてください。

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