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「国語はできるのに、算数だけがどうしても苦手」「計算でつまずいてから、算数の時間になると表情が曇る」「分数や割合のあたりからまったく分からなくなった」——そんなお子さまを見守りながら、「この子の自信はどうなるんだろう」と胸がきゅっとなる瞬間はありませんか。学校の宿題を前に固まってしまう姿、算数の時間だけ「お腹が痛い」と言い出す姿、テストの点数を見ない・隠す姿。算数というたった一つの教科のつまずきが、お子さまの心全体を陰らせていく場面に、現場でも繰り返し向き合ってきました。
児童思春期精神科の病棟で5年間、発達特性や不登校のお子さまと関わるなかで感じてきたのは、「算数のつまずきは、ほかの教科よりも自己肯定感を下げやすい」ということです。正誤が本人にもはっきり見える分、「自分は頭が悪い」という思い込みに直結しやすいのです。国語の感想文や英語の発音の良し悪しは曖昧な部分が多く、本人の中で「これでよかったかも」と気持ちを保てる余地があります。一方、算数は答えが○か×かで明確に出るため、自己防衛の余白がほとんどありません。
この記事では、算数に特化したタブレット教材「RISU算数(リス算数)」を看護師の視点で中立的にまとめました。正直にお伝えすると私自身はまだ未利用で、近日中にお試し体験を検討中です。今回は公式情報と現場感覚をもとにした「勧めたい理由」を中心にお届けし、実際に触れた印象は体験後に追記します。「絶対におすすめ」でも「絶対に避けるべき」でもなく、「どんな子・どんなご家庭に向きやすいか」を冷静に整理する材料として、お読みください。
この記事を読むと、次のことが分かります。RISU算数がどんな教材で、他のタブレット学習と何が違うのか。算数が苦手な子・発達特性のある子に合いそうなタイプ。料金・お試し体験の流れの目安。看護師目線で感じる、メリットとデメリット。「すらら」「公文」など他教材との棲み分け。年齢別の活用シーンや、契約後3か月での見直しポイントまで、選ぶ前に知っておきたい情報を一通り整理しています。
- この記事を書いている私について
- 「算数が苦手」が自己肯定感を下げる理由(看護師視点)
- タブレット学習という選択肢が広がった今
- RISU算数とは?5つの特徴
- こんなお子さまに合いそう
- 発達特性のある子に合いやすい3つの理由
- 年齢・学年別の活用シーン
- 親御さんの関わり方
- 不登校期の段階別活用法
- 料金・お試し体験の流れ
- 契約後3か月での見直しチェック
- メリット・デメリット(正直に)
- 学校の算数とRISU算数の連携
- 兄弟がいる場合の使い分け
- 親自身のメンタルケア
- 他教材(すらら・公文など)との棲み分け
- 学習が定着しない時の見直しポイント
- お試し体験を最大限活用するコツ
- よくある質問
- 中学受験を考えているご家庭へ
- まとめ|「わかる」が積み重なる場所を
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- 追記予告
- 著者プロフィール
この記事を書いている私について
はじめまして、星野レンです。看護師歴8年、うち5年間は児童思春期精神科の病棟で、不登校・発達特性・二次障害としての抑うつを抱えるお子さまとご家族のケアに携わってきました。診断・治療は医師・心理士の領域ですが、「医療にかかる手前で手に取れる学びの選択肢」を偏りなくお伝えすることを大切にしています。
病棟で見てきたお子さまの多くは、「勉強そのものが嫌い」というより、「勉強に紐づいた嫌な記憶」を抱えていました。学校での恥ずかしさ、テストの点数、先生からの言葉、友達との比較——こうした経験が「勉強」という言葉にネガティブなタグをくっつけてしまっています。算数はその中でも、特にネガティブなタグが付きやすい教科。だからこそ、「もう一度算数と仲直りする手段」を探すご家族の助けになる情報を、現場の感覚で整理して届けたいと思っています。
「算数が苦手」が自己肯定感を下げる理由(看護師視点)
病棟で出会ったお子さまたちの話を聞くと、算数のつまずきには次の特徴がありました。これらは現場で何度も繰り返し見てきたパターンで、ご家族が「なぜ算数だけがここまでお子さまを傷つけるのか」を理解する手がかりになります。
① 正誤が本人にも見えてしまう
算数は○×が一目で出る教科。間違いが続くと、お子さま自身が「できない自分」に気づいてしまい、しんどさが重なります。国語や英語のように「これでよかったかな」と少しでも自分を支えられる余地がほとんどなく、答えの正誤が即座に明確になります。テストでも宿題でも、答案を見るだけで「自分はダメだった」と一目で感じてしまう構造です。
現場でも、算数のテストが返ってきた日は表情が暗くなる、宿題を出された日は腹痛が出る、というお子さまを何人も見てきました。「点数」という一つの数字が、その日のお子さまのメンタルを大きく揺らすことがあるのです。
② つまずきが積み上がる
九九が曖昧だと割り算が、分数が曖昧だと割合がつらくなる。一度つまずくと学年が上がるほど差が広がるのが算数の構造です。努力不足ではなく「戻る場所」が用意されていないだけ、というケースが多くあります。学校の授業は学年通りに進むため、戻りたい単元に戻る時間が取れません。家庭で「もう一度2年生の九九から」と提案しても、本人が「今さら戻るのは恥ずかしい」と拒否することもよくあります。
つまずきの積み上がりは、放っておくと中学・高校でさらに加速します。中1で文字式に入ると小学校の四則計算が前提になり、中2で連立方程式に入ると文字式が前提になり、中3で二次関数に入ると比例・反比例の理解が前提になる。「戻れない場所」が増えるほど、本人の自己否定が強まる——これが現場の実感的な構造です。
③ 「算数ができない」が「頭が悪い」にすり替わる
病棟でつらかったのは、ひとつの単元でつまずいているだけなのに、「自分は頭が悪い」という全体否定に変換される子に何人も出会ったことです。「算数の分数が分からないだけ」が「自分は何をやってもダメ」に拡張され、勉強そのものへの拒否感、学校全体への拒否感、ひどい場合には自分の存在価値への否定にまで広がります。
だからこそ「わかるところまで遡って取り戻せる手段」を早めに用意することは、心のケアとしても意味があると考えています。「算数の単元のつまずきを解きほぐすこと」は、単なる学力補強ではなく、「自分は頭が悪い」というラベルから本人を解放する作業でもあるのです。RISU算数のような無学年式の教材が、その解放のきっかけになることがあります。
タブレット学習という選択肢が広がった今
家庭学習の選択肢はここ数年で大きく広がり、なかでもタブレット学習は、算数が苦手な子に次のような追い風があります。問題と解説が同じ画面に並び、見比べる負担が少ない。正誤判定が自動なので、親が採点に付き合わなくて済む。動画・アニメで抽象的な概念が視覚化される。紙のドリルのような「残量の圧」を感じにくい。タブレット1台で完結するので机が散らからない。
発達特性のあるお子さまは「赤ペンで×がつく」視覚刺激にとても敏感なことがあります。タブレットなら間違えてもさりげなく次へ進めるデザインが多く、「×の圧」が小さい学習体験を作りやすいのも利点です。「もう一度やってみよう」がさりげなく促される仕掛けは、紙の教材では再現しにくい部分です。
もう一つ、タブレット学習の隠れた強みは、「親が採点者にならなくて済む」こと。紙のドリルだと、親がマルつけをする場面が必ず発生し、その瞬間に親子関係に「先生役」が混ざります。「ここ間違ってるよ」「これ前にもやったよね」と親が口に出す瞬間、お子さまの中で「親=評価者」のイメージが強くなります。タブレットなら採点はシステムが担い、親は「がんばってたね」とねぎらう役に徹することができます。
一方、タブレット学習にも弱点はあります。長時間の画面注視で目が疲れる、姿勢が悪くなりやすい、ネット環境がないと使えない、紙のような書き込み感覚は再現しきれない、ゲームや動画に逸れる誘惑——こうした課題は無視できません。これらを補う運用(休憩ルール、学習スペースの整備、専用タブレットの活用)と組み合わせて使うのが、現実的な使い方です。
RISU算数とは?5つの特徴
RISU算数の特徴を5つに整理します。それぞれの特徴が、算数が苦手なお子さまや発達特性のあるお子さまにどう作用するのかも合わせて見ていきます。
① 算数に特化したタブレット教材
全教科型が多いなか、RISU算数は算数だけに特化。「算数だけでもしっかり積み上げたい」ニーズにまっすぐ応える設計で、学習量の多さに圧倒されにくいのも利点です。全教科型のサービスを契約してしまうと、「あれもこれも」と取り組まなければならない圧が生まれ、結果としてどれも中途半端になるケースを現場でも見てきました。
「算数だけにフォーカス」することは、お子さまにとっても親御さんにとっても、ストレス管理として大きな意味があります。「今日はRISUの算数だけやれば、その日のノルマは終わり」と決められれば、お子さまも親もシンプルに動けます。シンプルな学習リズムが、継続のいちばんの土台になります。
② 無学年式(遡り・先取り自由)
学年にしばられず、理解度に合わせて遡りも先取りも自由。単元ごとの得意・不得意の差が大きい発達特性のある子にも、「できるところは伸ばし、苦手は戻る」運用がしやすくなります。学校の授業のように「みんなと同じ進度」を求められないため、本人のペースで一段ずつ階段を上がっていけます。
無学年式の真価は、「戻ることへの恥ずかしさが消える」点にもあります。学校のクラスで「2年生の九九から戻ってやろう」と言われたら、本人は深く傷つきます。でも、家でタブレットの中で静かに2年生の問題を解き直すなら、誰にも見られず、誰にも知られず、自分のペースで取り戻せます。本人の自尊心を守りながらつまずきを解消できるのが、無学年式タブレットの大きな利点です。
③ 東大生らの個別フォロー動画
つまずいたタイミングで東大生などのチューターから短めの解説動画が届きます。長い授業動画で集中が切れがちな子でも、短くピンポイントの解説なら最後まで見やすいのがポイントです。動画の長さが「ちょうど集中力が持つ範囲」に収められているのが、ADHD傾向のお子さまに合う設計です。
もう一つの利点は、「先生役が大学生」であること。お子さまから見ると、学校の先生や親より少し年齢が近い大学生のお兄さん・お姉さんからの解説は、親しみを感じやすい場合があります。「教えられる」感覚が薄まり、「お兄さんと一緒に考える」感覚で取り組めると、本人の抵抗感が下がります。
④ 専用タブレットが貸与される
専用タブレットが貸与されるため、自宅に端末がなくても始められ、ほかのアプリや動画に逸れにくいのがメリットです。家のiPadやスマホで学習させようとすると、YouTubeやSNSの誘惑が常に隣にあり、5分の学習が30分の動画視聴に化けることがしばしばあります。専用タブレットなら、その心配が大きく減ります。
発達特性のあるお子さまにとって、「誘惑が物理的にない環境」を作ることは、学習継続の決定的な条件です。「自分の意志で誘惑を断ち切る」を期待するより、「誘惑が最初から存在しない環境」を整える方が、圧倒的に楽です。専用タブレットはその「環境設定」を肩代わりしてくれます。
⑤ 自動で苦手分析
解いた履歴からつまずきを自動で分析し、復習問題を出してくれます。親が採点・分析に付き合わなくて済み、家庭学習の負担を家庭だけで背負わなくていい設計です。「うちの子はどこでつまずいてるんだろう」と親が頭を抱える時間が減り、本人にも「ここをもう一度やろう」と自然な流れで戻ってもらえます。
分析機能の真価は、「親が学習の進捗を客観的に把握できる」点にもあります。「うちの子、ちゃんとやってるのかな」「進度どうなってる?」が、管理画面で一目で分かります。本人に細かく聞いて関係を悪化させるより、システムから情報を取って静かに見守るほうが、家族関係には優しい運用です。
こんなお子さまに合いそう
RISU算数が合いやすいお子さまの特徴を整理します。ほかの教科はそこそこで、算数だけがどうしても苦手な子。ある単元でつまずき、そこから差が広がっている子。学年のペースに合わないが、得意な単元は先取りしたい子。紙の×が強いストレスで、タブレットの方が取り組みやすい子。長い動画は苦手、短い動画なら集中できる子。集団塾や対面指導の刺激が負担になりがちな、発達特性のある子——これらに当てはまるなら、検討する価値があります。
特に「算数だけが分からなくて、勉強全体への自信を失っている」お子さまにとって、RISU算数のような「算数特化+無学年式」のサービスは、ピンポイントで自信を取り戻すきっかけになります。算数のつまずきだけを丁寧に解消できれば、「勉強全体への拒否感」が薄まり、他の教科への取り組みも改善することがあります。
逆に算数以外もまるごとサポートしたい場合は、後述するすららのような全教科型が合うこともあります。RISU算数の詳細・お試し体験の案内は、こちらの公式ページから。
タブレット学習+東大生らの個別フォローで一人一人にぴったりの学びを【RISU】
発達特性のある子に合いやすい3つの理由
① 「学年の枠」から降りられる
発達特性のあるお子さまは「学年=このくらいできて当たり前」のプレッシャーに敏感です。無学年式なら今のレベルから始められ、「遅れている」という自己否定を刺激せずに済みます。「同じ4年生なのに、なぜ自分は3年生の問題から?」という感情自体が生まれない構造は、お子さまのメンタル維持に大きく効きます。
現場でも、「学年通り進めることが本人を追い詰めている」と感じるケースが多くありました。学年は便宜的な区切りに過ぎず、本人の理解度とは必ずしも一致しません。無学年式に切り替えるだけで、「遅れている自分」というラベルを剥がし、「自分のペースで進んでいる自分」に書き換える効果があります。
② 動画が「短くピンポイント」
ADHD傾向のお子さまにとって長時間の動画は負担です。短く必要なところだけ届く設計なら、「最後まで見られた」という成功体験を積みやすくなります。「動画を最後まで見られた」という小さな達成感が、次の問題に取り組むエネルギーになります。
「集中力が続かない」と悩むお子さまに、長尺の授業動画を見せると、途中で離脱して「やっぱり自分はダメだ」のサイクルに入ります。短くピンポイントな動画なら、そのサイクルに入らずに済みます。「成功体験のサイズに合わせた学習材料」を選ぶ視点は、発達特性のあるお子さまにはとくに大切です。
③ 得意な単元で先に進める
図形は得意だけど計算は苦手——凸凹の強いお子さまこそ、得意は先取り・苦手は戻す運用ができる無学年式が合います。「苦手なところだけを見続けない」設計は、自尊心を守るうえで大事です。学校の授業だと、苦手単元の時期はずっと「分からない自分」と向き合い続けることになりますが、無学年式なら「苦手単元の後に得意単元で自信を回復する」サイクルが作れます。
発達特性のあるお子さまには、しばしば顕著な「凸」があります。図形のセンスが抜群、暗算が異常に速い、規則性を見つけるのが得意——こうした「凸」を学校で発揮する機会は限られていますが、無学年式タブレットなら「凸」をしっかり伸ばしてあげる時間が取れます。本人にとって「自分には強みがある」という体験は、メンタルの大きな支えになります。
発達特性のある子の家庭学習を考えるときは、まずは資料や体験で「お子さまが画面にどう反応するか」を見てみるのが近道です。
年齢・学年別の活用シーン
RISU算数は小学生向けと幼児向け(RISUきっず)があります。年齢・学年によって活用法やポイントが変わってくるので、お子さまの段階別に整理しておきます。
未就学児(RISUきっず)
未就学のお子さまには、RISUきっずという幼児向けの選択肢があります。数の概念、簡単な足し算・引き算、数字の読み書きなど、小学校で算数を始める前の「数字に親しむ時間」を作るための教材です。「先取り」というより、「数字を遊びの中で扱う体験」を提供するイメージで使うのが、現場の感覚にも合います。
未就学のうちから「お勉強感」を強く出すのは逆効果になりやすいので、1日5〜10分の短い時間から始めるのがおすすめです。タブレットで遊ぶような感覚で、数字に触れる習慣を作ります。「勉強なんだから真面目に」と求めず、「楽しんでくれればOK」のスタンスで。
小学校低学年(1〜3年生)
小学校低学年は、算数の基礎(足し算・引き算・九九・繰り上がり・繰り下がり)を固める大事な時期。ここでつまずきを残すと、高学年以降の単元すべてに影響します。RISU算数のような無学年式教材で、つまずきが小さいうちに丁寧に解消する運用が現実的です。
低学年のお子さまには、1日15〜30分の短い学習時間から始めます。机に向かう習慣そのものを身につける段階なので、「短く、楽しく、毎日」を意識します。「ご褒美シール」「終わったら家族でハイタッチ」など、達成感を味わえる小さな仕掛けと組み合わせると、継続しやすくなります。
小学校高学年(4〜6年生)
小学校高学年は、抽象的な思考力が育つ大事な時期。分数・小数・割合・比など、つまずきやすい単元が次々登場します。ここで一度つまずくと、中学校の数学に大きく影響します。RISU算数の無学年式を活かして、つまずいた単元から確実に戻りつつ、得意な単元は先取りする運用が向きます。
同時に、この年代は「中学進学への不安」がご家族の中でも大きくなる時期です。「中学までに追いつかせなきゃ」という焦りで、本人のペースを無視して詰め込むと、中学校での不登校リスクが上がります。RISU算数で「自分のペースで前進している」感覚を持ち続けてもらうことが、中学進学後のメンタルにも効きます。
不登校期のお子さま
不登校期のお子さまにとって、RISU算数は「家から出なくても、学校の進度に追いつける可能性」を持つ選択肢です。学校に行けない期間も、算数だけは家で継続できる安心感は、お子さま・親御さんの双方にとって心の支えになります。「全部はできなくても、算数だけは続けられている」という事実が、本人の自尊心を支えます。
ただし、不登校期の最初の頃は「勉強そのものへの拒否感」が強いことが多いので、すぐに導入するのではなく、本人が「ちょっとやってみようかな」と言うタイミングを待つのが現場のおすすめです。動き出しのサイン(朝起きる時間が早くなる、外出への抵抗が減る、知的好奇心が出てくる)が見えてから、選択肢として提示します。
親御さんの関わり方
RISU算数を導入したあと、親御さんがどう関わるかで、お子さまの取り組みやすさが大きく変わります。基本のスタンスは「採点者にならない」「進度を細かく追わない」「ねぎらいに徹する」の3点です。
採点はシステムが担うので、親御さんが採点者になる必要はありません。「ここ間違ってるよ」「これ前にもやったよね」は禁句。代わりに「お、頑張ってたね」「集中してたね」と、取り組んだ姿勢を認める言葉に切り替えます。結果ではなくプロセスを認める姿勢が、お子さまの継続意欲を支えます。
進度を細かく追うのも避けたいところ。「今何問できた?」「正解率は?」と細かく聞くと、お子さまが「監視されている」感覚を持ち、取り組みへの抵抗が増えます。週1回、管理画面で全体を眺める程度の距離感がちょうどよく、日々の取り組みは本人に任せます。
「親が学習スペースに同席するかどうか」も、お子さまによります。低学年は親が近くにいると安心するタイプが多く、高学年以上は親に見られない方が集中できるタイプが多い印象です。本人の希望を聞きながら、距離感を調整してください。「お母さんは別の部屋にいるから、終わったら呼んで」が、多くのお子さまに合う距離感です。
もう一つ大事なのは、「学習を絶対にしなければならないもの」にしないこと。「今日は疲れてるからお休みでいい」「気分が乗らない日は無理しなくていい」と、お子さま自身が学習量を調整する余地を残しておきます。完璧な継続を求めると、続かないだけでなく、お子さまのメンタルを削ることになります。
不登校期の段階別活用法
不登校期のお子さまにRISU算数を活用する場合、本人の回復段階に応じた使い方の調整が必要です。「不登校になった→すぐRISU算数を始める」のではなく、段階を踏むことで、お子さまの心理的負担を最小化しながら学習継続を目指せます。
第1段階:休む時期(不登校初期)
不登校になった直後〜数か月は、まず「休むこと」を優先します。この時期にRISU算数を含む学習教材を持ち込むと、お子さまにとって「家でも勉強を強要される」というプレッシャーになり、回復を遠ざけることがあります。「学習教材は一旦しまっておく」「タブレットの話題も出さない」のが現場のおすすめです。
親御さんとしては「このまま勉強しなくて大丈夫だろうか」と不安になりますが、現場の感覚では、まず心の回復が優先。学習の遅れは取り戻せますが、心の傷は取り戻すのに時間がかかります。RISU算数の資料請求や情報収集は親御さんがそっと進めておき、お子さま本人には見せない時期です。
第2段階:回復の兆しが見える時期
お子さまの様子が少しずつ穏やかになってきた段階。朝起きる時間が早くなる、食事をリビングで取れる日が増える、外出への抵抗が減る、知的好奇心が出てくる——こうしたサインが揃ってきたら、第2段階に入っていると判断できます。この時期に、「もし勉強を再開するとしたら、どんな形がいい?」と柔らかく問いかけてみる時期です。
問いかけても本人が乗らなければ、まだ早いということ。無理に進めず、また数週間〜数か月待ちます。本人から「ちょっとやってみようかな」と言葉が出てくるタイミングを、辛抱強く待つ姿勢が大切です。RISU算数のような選択肢があることだけは、軽く触れておくのもよいでしょう。「こんなのもあるよ、もしいつかね」程度の伝え方で。
第3段階:学び直しに動き始める時期
本人が「やってみよう」と言い出した段階。ここで初めてRISU算数のお試し体験を申し込み、実際にタブレットに触れてもらいます。最初の1〜2週間は、本人のペースを最優先。「1日5分でいい」「気が向いた日だけでいい」と、ハードルを極端に下げて始めます。
この段階の親御さんの役割は、「応援する伴走者」。タブレットに向かっている時間は、邪魔せず見守ります。終わったら「お疲れさま」とだけ声をかけ、内容や進度には触れません。「本人が学びを再開した」という事実そのものを、丁寧に守る姿勢が大事です。
第4段階:継続と次のステップ
RISU算数の継続が安定してきたら、次のステップを視野に入れる段階。「他の教科も少しやってみる?」「学校の宿題に手をつけてみる?」「フリースクールに見学に行ってみる?」など、選択肢を提示していきます。ただし、提示するのは「軽く」が原則。「やりなさい」ではなく「もしよければ」のスタンスで。
この段階で気をつけたいのは、「うまくいき始めた途端に欲張らない」こと。RISU算数で算数が伸び始めた途端に、「これなら他も伸ばせるかも」と親御さんが他教科の教材を立て続けに導入してしまうケースを、現場でも何度か見てきました。一気に複数導入すると、また負荷がかかってお子さまが折れることがあります。「1つ定着したら、次を検討する」順番を守ってください。
料金・お試し体験の流れ
料金は基本料金と「進捗に応じた利用料」で構成されます。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
| 項目 | 内容の目安 |
|---|---|
| 対象年齢 | 小学生向け(幼児版「RISUきっず」もあり) |
| 基本料金 | 月あたりの基本料(一括払い/月払いの選択) |
| 利用料 | 学習の進捗に応じた加算料金 |
| タブレット | 専用端末が貸与 |
| お試し | 一定期間のお試し体験制度あり |
RISU算数の料金体系は「進度に応じた従量課金」がポイント。一定の進度を超えると利用料が加算される仕組みなので、お子さまがどんどん先に進むほど月額が上がる可能性があります。これは「進めばその分払う」というフェアな設計ですが、家計の月次変動が出やすい構造でもあります。月の上限額を設定しておくことができるかどうか、公式サイトで確認しておくと安心です。
お試し体験の流れはおおまかに、公式から申し込み → 専用タブレットが届く → 家庭で使ってみる → 継続/終了を判断のイメージです。お試し期間中に「お子さまが画面にどう反応するか」「学習継続意欲が出るか」を観察します。「合うかどうか」は、最初の数日では分かりません。最低でも1〜2週間、できれば3〜4週間使ってから判断するのがおすすめです。
お試し体験で「合わなかった」と判断した場合の、タブレット返却方法・違約金の有無も事前に確認してください。「お試し」と言いつつ、解約時に思わぬ費用が発生するサービスもあります(RISU算数がそうとは限りませんが、一般論として)。契約前にこの点を必ず書面で確認しておくのが、後悔しないための鉄則です。
契約後3か月での見直しチェック
契約して使い始めた後、3か月目で一度立ち止まって振り返ることをおすすめします。「合っているかどうか」は、最初の1〜2か月では分からないことが多く、3か月ほど経つと本人の反応・学習面の変化・家計とのバランスが見えてきます。
第一に確認するのは、本人の取り組み姿勢。タブレットを開く頻度が安定しているか、嫌々ではなく自分から手に取っているか、学習後の表情が暗くないか——こうした「気持ちのサイン」を見ます。お子さまが「楽しい」と言うわけではなくても、「淡々と取り組めている」状態なら、それは合っているサインです。
第二に、学習面での変化。学校の算数の点数が上がった、家庭学習中に「分かった!」と言う回数が増えた、算数の話題で機嫌が悪くならなくなった——これらは継続の効果が出ているサインです。逆に「タブレットは使っているけど、点数は変わらない」「家庭学習中にイライラする頻度が増えた」場合は、進度設定や使い方を見直すタイミングです。
第三に、家計とのバランス。3か月間の月額平均はいくらだったか、家計に無理がない範囲か、年間の費用見込みが当初予算と比べてどうか——を振り返ります。進度に応じた従量課金の場合、想定より高くなることも、安くなることもあります。年間予算と照らし合わせて、続けるか、進度を調整するか、別の選択肢に切り替えるかを判断します。
3か月チェックの結果、「合っていない」と判断した場合は、潔く撤退する勇気も大切です。「ここまでお金と時間をかけたから」と惰性で続けても、本人にもご家庭にも良い結果になりません。「合わなかったら別を試す」と最初から決めておくと、撤退判断が楽になります。
メリット・デメリット(正直に)
メリット
RISU算数のメリットを改めて整理します。算数に特化で、苦手ポイントにまっすぐ取り組める。無学年式で遡り・先取りが自由。東大生らの短い個別フォロー動画は発達特性のある子も見やすい。専用タブレットでほかのアプリに逸れにくい。自動分析で親の採点・分析の負担が抑えられる。これら5つの特徴が、算数が苦手なお子さまや発達特性のあるお子さまの家庭学習に、確かな価値を提供します。
もう一つ、見落とされがちなメリットは、「親が教えなくていい」こと。算数を親が教えようとすると、教え方の世代差、解法の違い、伝え方の不器用さで親子関係がギスギスすることが多くあります。タブレットに教える役を任せると、親は応援役・伴走役に徹することができ、家の中の空気が穏やかに保たれます。
デメリット・注意したい点
デメリットも正直にお伝えします。対象は算数のみ。全教科を見たい場合は別教材が必要です。進捗に応じて利用料が変わるため、月ごとに費用差が出ることがあります。タブレット学習共通の課題として、長時間の画面注視には休憩ルールが必要です。対面のように、姿勢や表情をその場で整えてくれるわけではありません。合う・合わないはお子さま次第なので、お試し体験で確かめてから継続判断を。
もう一つ、「タブレット学習だけでは紙の問題集に対応できない」点も注意。学校のテストや受験は紙ベースで実施されるので、紙の問題を解くトレーニングがゼロだと、本番で実力を発揮できないこともあります。RISU算数で理解を深めつつ、月1〜2回は紙の問題集で総まとめをする運用と組み合わせると、安心です。
「必ず算数が伸びる」と断定するのではなく、「わかるところから取り組み直せる場所」として活用するのが、心理的に無理がないと感じます。期待値を高くしすぎると、3か月でドラスティックな変化がなかった時に「やっぱり合わなかった」とがっかりしてしまいます。「淡々と継続することで、半年〜1年で算数との関係性が変わってくれたらいいな」くらいの長期視点が、現実的です。
学校の算数とRISU算数の連携
RISU算数を家庭学習の柱にする場合、学校の算数との連携をどう考えるかが、運用の質を左右します。「学校の進度に合わせる」のか、「学校とは別に本人のペースで進める」のか——どちらのスタンスで使うかで、効果が変わります。
「学校の進度に合わせる」運用の場合、学校で扱っている単元の予習・復習の場としてRISU算数を使います。学校で授業に追いつくのが目的なので、家庭学習も「学校の進度」を意識します。授業で分からなかった単元をRISU算数で復習し、次の授業の予習も少しやっておく——というシンプルな運用です。学校に通えているお子さま、または不登校だが学校復帰を視野に入れているお子さまに向く使い方です。
一方、「学校とは別に本人のペースで進める」運用の場合、学校の進度は無視して、本人がつまずいている単元から戻ります。本人が3年生の単元でつまずいているなら、学校が5年生の単元を教えていても、家庭では3年生の単元を粛々と進めます。「学校の授業は『出席するだけの時間』、家庭学習が本筋」と割り切る運用です。不登校のお子さま、学校の授業に置いていかれているお子さまに向きます。
どちらの運用を選ぶかは、お子さまの状態と希望次第。「学校に追いつきたい」と本人が言うなら前者、「学校はもういい、自分のペースで進めたい」と本人が言うなら後者。本人の意思を優先するのが、長続きの鍵です。親が一方的に決めると、お子さまの主体性が削がれ、継続できなくなります。
兄弟がいる場合の使い分け
兄弟がいるご家庭でRISU算数を導入する場合、いくつか考えるべきポイントがあります。第一に、「全員に同じものを与える必要はない」こと。上の子に効果があったからといって、下の子にも効果があるとは限りません。それぞれの個性・特性・学習スタイルに合わせて選び分けるのが理想です。
第二に、「兄弟比較を避ける」こと。「お兄ちゃんはもう5年生の単元だよ」「妹はもう九九を覚えたよ」と兄弟を比較する言葉は、お子さまの自尊心を確実に削ります。同じRISU算数を使っていても、それぞれの進度は「その子だけのもの」として扱う姿勢が大事です。管理画面で兄弟の進度を見比べないように、親御さん自身が意識する必要があります。
第三に、「兄弟で同時導入は慎重に」。家計の都合や「公平に」という気持ちから、兄弟同時にRISU算数を始めるご家庭もありますが、これがうまくいかないことが多いです。一方は順調に進み、もう一方は止まってしまった時に、止まった子の自尊心が傷つきます。「兄弟で順番に試す」「兄弟それぞれ別のサービスを選ぶ」など、個別最適化の発想で考えるのが現場のおすすめです。
親自身のメンタルケア
お子さまの学習サポートを考えるとき、もう一つ忘れずにいたいのが、親御さん自身のメンタルです。「うちの子の算数のつまずきはいつ取り戻せるんだろう」「他の家の子はどんどん進んでいるのに」「私の関わり方が悪かったのかな」——こうした不安がぐるぐる回り続けると、親御さん自身が消耗します。
現場で繰り返し感じてきたのは、「親御さんが疲れていない家庭ほど、お子さまの学習が穏やかに進む」という相関関係。親御さんがピリピリしていると、家の中の空気がそれだけで重くなり、お子さまの心の余裕が減ります。学習以前に、家の中の空気を整えることが、結果として学習の継続にも効きます。
親御さんが息切れしないために、いくつかの工夫をご紹介します。第一に、「ひとりで抱え込まない」こと。スクールカウンセラー、自治体の教育相談、不登校の親の会、児童精神科の家族支援、有料のオンラインカウンセリングなど、利用できる窓口はたくさんあります。「親の話を聞いてもらえる場」を一つ持つだけで、心の負担はぐっと軽くなります。
第二に、「夫婦・パートナーで温度感をすり合わせる」こと。片方の親が必死で、もう片方が呑気というご家庭は、必死な側が爆発しがちです。週に1回、お子さまについての「最近の様子と気持ち」を10分でも共有する時間を持つだけで、ご夫婦の温度差が減ります。
第三に、「自分の楽しみを手放さない」こと。お子さまの学習サポートは、長期戦になります。親御さんが趣味・友人関係・運動・推し活など、自分の喜びの源を保つことは、お子さまへの伴走を続けるための燃料補給です。「子どもの学習に不安がある時期に、自分が楽しんでていいのか」と感じる方も多いですが、燃料がなくなった親では伴走を続けられません。自分のケアを優先することは、ご家族全体にとっての利益でもあります。
他教材(すらら・公文など)との棲み分け
代表的な3つをざっくり比較すると、次のようなイメージです。それぞれに特性があり、お子さまの困りごとに応じて選び分けるのが現実的です。
| 教材 | 対象教科 | 学年の枠 | 向いているお子さま |
|---|---|---|---|
| RISU算数 | 算数のみ | 無学年式 | 算数が苦手/算数をしっかり伸ばしたい子 |
| すらら | 国語・数学・英語・理科・社会 | 無学年式 | 全教科をまるごと/不登校で授業から離れている子 |
| 公文(算数) | 算数(ほか国語・英語) | 無学年式(紙教材) | 紙で反復演習/教室に通える子 |
全教科の底上げ・不登校対応ならすらら。算数のつまずきに集中・先取りしたいならRISU算数。紙で反復を積みたい・教室通学ができるなら公文。お子さまの困りごとの中心がどこにあるかで選び分けるのが大事です。
「複数を組み合わせる」発想もアリです。たとえば、「算数はRISUで深掘り、国語・社会はすららで補強」「平日はRISUで進めて、月1回公文教室で紙の反復」など、お子さまの状況と家計に応じて組み合わせを設計します。1つに絞らない柔軟さが、家庭学習を続けるコツの一つです。
他にも、スタディサプリ、進研ゼミ、Z会、スマイルゼミなど、タブレット学習サービスはたくさんあります。それぞれに価格帯・対象教科・特徴が異なるので、複数を比較検討してから決めるのがおすすめ。資料請求や無料体験を3〜4社受けて、お子さま自身に「どれが一番好きそう?」と聞くと、本人の主体性が育ちます。
学習が定着しない時の見直しポイント
RISU算数を使い始めてしばらく経っても、思うように学習が定着しないと感じる時があります。「タブレットは開いているけど、点数が伸びない」「分かったと言うけど、しばらく経つと忘れている」「同じ単元でつまずきを繰り返す」——こうした場面で、見直すべきポイントを整理しておきます。
第一に、「進度を急ぎすぎていないか」。RISU算数は無学年式で先に進めますが、本人の理解が追いついていないまま単元を消化すると、定着しません。1単元を10分で消化するより、30分かけて完全に理解する方が、長期的な学習成果は大きくなります。「進度より定着」の視点を持つこと。
第二に、「学習時間が長すぎないか」。タブレット学習は30〜40分が集中力の限界。1時間以上の連続学習は、後半は身についていないことが多いです。「短く、頻繁に」の方が、長く一気にやるより定着率が高くなります。1日30分×週5日と、1日2時間×週1日では、前者の方が結果として身につきます。
第三に、「紙の問題で確認しているか」。タブレットだけで進めていると、紙の問題に対応できなくなることがあります。月1〜2回、市販のドリルや学校のテストで「実力チェック」をして、タブレットで身についた内容が紙の問題でも解けるかを確認します。タブレットでは解けるのに紙で解けない場合、それは「タブレット操作に慣れていただけで、内容は理解していない」サインかもしれません。
お試し体験を最大限活用するコツ
RISU算数のお試し体験は、契約前のお互いの理解を深める貴重な機会です。「使うかどうかを決める場」だけでなく、「本当にこのサービスが合うのかを見極める場」として、しっかり活用したいところ。お試し期間中の使い方一つで、判断の精度が大きく変わります。
お試し体験中に観察すべきポイントは、(1)タブレットを開く頻度(自分から手を伸ばすか、催促されて開くか)、(2)問題に取り組むときの表情(楽しそうか、苦痛そうか)、(3)動画の解説をどこまで集中して見られるか、(4)学習後の気分(達成感があるか、疲れ切っているか)、(5)親への質問の頻度と内容(自立して進められるか、何度も呼ばれるか)——の5点。
お試し期間中は、「親が見守りに徹する」のがおすすめ。「ここでつまずいたから親が教えよう」「もっと進めなさいと急かそう」と介入すると、お試しで判断したい「本人が自立して使えるか」が分かりません。お子さまの素の反応を見ることが、お試しの本来の目的です。
お試し期間が終わる時の判断基準は、「本人が継続したいと言うか」が最優先。本人が乗り気なら継続、本人が「もういい」と言うなら撤退、本人が曖昧なら期間延長を相談する——という順番です。親が「もったいないから続けさせよう」と決めても、本人の気持ちが伴わないと、その後の継続は厳しいです。
よくある質問
Q1. 発達障害の診断があっても使えますか?
A. 診断の有無にかかわらず申し込めます。診断名で合う・合わないが決まるわけではないので、お試し体験で画面への反応を見てから判断するのがおすすめです。同じADHDでも、タブレット学習がぴったり合う子もいれば、紙の方が集中できる子もいます。お子さま個別の特性で判断してください。
Q2. 親のサポートはどのくらい必要?
A. 自動分析・フォロー動画があるので親が毎回採点する必要はありません。ただし声かけや勉強時間を一緒に決めるといった生活リズムのサポートは必要です。週1回、管理画面で進度を確認し、月1回、お子さまと「最近どう?」と話す程度の関わりで充分です。
Q3. 不登校で出席扱いになりますか?
A. 可否は自治体・在籍校の判断によります。担任・校長・スクールカウンセラー・教育委員会にご確認ください。文部科学省の通知(平成17年)で、不登校児童生徒に対するICT等を活用した学習活動を出席扱いとする要件が定められており、これに沿って対応してくれる学校が増えています。学習記録を発行してもらえるかどうかをRISU側にも事前確認しておくと、相談がスムーズです。
Q4. 途中でやめたくなったら?
A. 継続・解約条件、タブレット返却方法は規約に従います。まずはお試し体験で続けられそうか確かめるのが、あとから後悔しにくい進め方です。「最低契約期間」「解約手数料」「タブレット返却の送料負担」を契約前に必ず確認してください。
Q5. 1日どれくらい使えばいい?
A. 学年や本人の集中力によりますが、目安としては低学年で15〜20分、高学年で20〜30分。長くやればいいというものではなく、「毎日続けられる時間」が一番大事です。「30分やる日」と「やらない日」を繰り返すより、「毎日15分続ける」方が、結果として定着率が高くなります。
Q6. 「やりたくない」と言われたら?
A. その日は休ませてください。「やりたくない」を無理やり押さえつけると、タブレット学習そのものへの拒否感が育ちます。「今日はお休みでいいよ、明日また気が向いたらやろう」と一歩引く対応の方が、長続きします。週単位・月単位で見て、合計の取り組み時間が確保できていればOK、という見方が現場の感覚に合います。
Q7. 中学受験対策にも使える?
A. RISU算数は「基礎から応用まで」幅広くカバーしますが、中学受験特化型のサービス(四谷大塚、SAPIX、日能研などの通信講座)と比べると、受験特化のノウハウは限定的です。中学受験を本格的に目指す場合は、受験塾と組み合わせて使う、または受験対策に切り替える判断が現実的です。「中学受験するか迷っている段階」「軽い受験準備」なら、RISU算数だけで充分な場合もあります。
Q8. 兄弟で共用できる?
A. 一つの契約・一つのタブレットを兄弟で共用するのは、原則できません。それぞれの進度や苦手分野を分析するシステムのため、別々の契約が必要です。「兄弟割引」のあり・なしは公式サイトで確認してください。同時契約で割引が出る場合もあります。
Q9. 画面の見過ぎが心配です
A. タブレット学習は「30分使ったら10分休憩」などの目の休憩ルールを家庭で決めましょう。また、夕方以降のブルーライトは睡眠リズムに影響するので、夜21時以降の使用は避けるのがおすすめです。タブレット側にも目の保護設定があるので、活用してください。
Q10. 学校の宿題との兼ね合いは?
A. 学校の宿題と並行して進めるか、RISU算数を「学校の宿題の代わり」にするかは、お子さまの状況によります。学校の宿題が負担なら、担任に「うちは家庭でRISU算数に取り組んでいるので、宿題は柔軟に対応してほしい」と相談してみる手もあります。最近は不登校・発達特性のあるお子さまに対して、宿題の柔軟運用に応じてくれる学校も増えています。
中学受験を考えているご家庭へ
RISU算数は、中学受験対策にも一定の効果が期待できます。ただし、受験特化型の塾(SAPIX、四谷大塚、日能研、早稲田アカデミーなど)と比べると、受験算数特有の問題(特殊算、図形問題、規則性問題など)への対応は限定的です。「中学受験を本格的に目指す」のか、「受験するかどうか迷っている段階」なのかで、使い方が変わります。
「本格的に目指す」場合は、受験塾を主軸にして、RISU算数は基礎の補強や苦手分野の集中対策として使う組み合わせが現実的。「迷っている段階」「軽い受験準備」なら、RISU算数だけで充分なことも。5年生の夏まではRISU算数だけ、それ以降は受験塾と併用、という段階的な使い方をするご家庭もあります。
受験準備にRISU算数を使う時の注意点は、「本人のストレス管理」。受験準備は精神的にきつい時期が必ず来ます。その時にRISU算数まで重く感じさせてしまうと、お子さまの逃げ場が減ります。「受験塾はきついけど、RISU算数は楽しい」と感じられる位置づけにできると、長期戦の燃料補給になります。
発達特性のあるお子さまの中学受験は、特に慎重な判断が必要です。合理的配慮がある受験校を選ぶ、塾の負担を最小化する、本人の意思を最優先にする——こうした配慮と組み合わせて、RISU算数を「安心して取り組める場所」として位置づけられると、受験プロセス全体が穏やかに進みます。
まとめ|「わかる」が積み重なる場所を
算数が苦手なお子さまを見守る日々は、ご家族の心にも不安を積み重ねます。けれど算数のつまずきは、頭の良し悪しの問題ではありません。多くの場合、「戻る場所」と「その子に合った進み方」が用意されていないだけです。発達特性のあるお子さまならなおさら、学年の枠から少し降りて、わかるところから積み上げるやり方が近道になります。
RISU算数は、その条件を静かに揃えてくれる教材です。算数特化、無学年式、短いフォロー動画、専用タブレット、自動分析——これらの設計が、算数が苦手なお子さまに「もう一度算数と仲直りする」きっかけを提供してくれます。いきなり申し込む必要はありません。まずはお試し体験で、お子さまの反応を見るところから。「試してみて合わなかった」も大きな情報になります。合わなかったお子さまのデータがあれば、次に試すサービスを選ぶ精度がぐっと上がります。「失敗」ではなく「データ取得」と捉える発想で、気軽に試していただければと思います。
大切なのは、「学習を強制して点数を上げる」ではなく、「本人が算数と前向きに付き合える関係性を作る」こと。点数や進度より、お子さまの表情・気持ち・自己肯定感を優先する視点を持っていただければと思います。RISU算数がその支えの一つになるかどうかは、最終的にはお試し体験で確かめてみてください。資料を取り寄せるだけでも、まずはご家族の中で「選択肢の一つ」として情報を持っておくことに価値があります。本人が動き出すタイミングが来た時に、すぐ動ける準備を整えておきたいところです。
家庭学習の選択肢は、ここ数年で本当に多様化しています。一つのサービスにこだわらず、お子さまの成長段階や状況の変化に合わせて、柔軟に組み合わせを変えていく発想を持っていただきたいです。「今はRISU算数、半年後にはまた別のサービスを検討する」「兄弟それぞれ違うサービスを使う」「数か月休んで、また別の形で再開する」——どの判断も正解です。固定された答えはなく、ご家庭ごとの「いま」に合うものを選び続けるプロセスが、家庭学習の本質だと、現場では繰り返し感じてきました。
最後にもう一つお伝えしたいのは、「算数が苦手なお子さまは、必ず別のところに強みを持っている」ということ。病棟で出会ったお子さまたちは、算数は苦手でも、絵を描く才能があったり、物語を作るのが上手だったり、人の気持ちを読むのが上手だったり、動物が大好きで動物の世話を任されたら見違えるように生き生きしたり——みんな違う「強み」を持っていました。算数のつまずきは、お子さまの全体像のごく一部にすぎません。家庭学習のサポートと並行して、お子さまの強みを見つけて、それを伸ばす時間も大事にしてください。「算数の苦手」だけでお子さまを見るのではなく、「強みと苦手のセット」で見てあげると、ご家族の心にも余白が生まれます。
今日も、あなたと大切なお子さまの時間が、穏やかでありますように。算数との関係が、少しずつ柔らかくなっていきますように。何度仕切り直しても、また気持ちが向いたときに始めれば大丈夫です。お子さまに合う学びのペースを、ご家族でゆっくり時間をかけて一緒に見つけていきましょう。
タブレット学習+東大生らの個別フォローで一人一人にぴったりの学びを【RISU】
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追記予告
冒頭でお伝えしたとおり、この記事を書いた時点では、私自身はまだRISU算数を未利用です。近日中にお試し体験を検討しており、参加後は「タブレットが届いた印象」「画面の操作感」「お子さま目線で気になった点」などを本記事に追記します。追記の際は冒頭または本セクションに「更新日:YYYY-MM-DD」と明記し、合わなかった点は正直にお伝えします。
著者プロフィール
星野レン(ほしの れん)
看護師歴8年。大学病院勤務を経て、児童思春期精神科の病棟に5年間在籍。不登校、発達特性、二次障害としての抑うつ・不安などを抱える子どもたちと、そのご家族のメンタルサポートに携わってきた。現在は「親子のこころの処方箋(kokoro-navi.net)」で、医療現場の経験をもとに、保護者向けにやさしく実践的な情報を発信。診断・治療はできない立場だからこそ、「医療に行く手前」で手に取れる選択肢を偏りなく届けることを大切にしている。
免責事項
- 本記事は2026年4月時点で公開されている情報をもとに作成しています。料金・プラン・キャンペーン・サービス内容は予告なく変更される場合があるため、お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
- 出席扱いの可否や支援制度の運用は、学校・自治体ごとに判断基準が異なります。実際の活用をご検討の際は、在籍校の担任・校長・スクールカウンセラー、地域の教育委員会等にご相談ください。
- 本記事は、特定の疾患の診断・治療・予防を目的としたものではありません。個別の学習困難や発達特性に関するご相談は、医療機関・教育相談窓口・発達支援センター等の専門機関にご相談ください。
- お子さまの特性・年齢・ご家庭の状況により、合う・合わないは必ずあります。最終判断は、お試し体験・資料のうえ、ご家庭でご検討ください。
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