この記事の要点
- 私が看護師に話せる理由の一つと考えるのは、子どもと接する時間の違いです。
- 本音を聞くときは、他の人に聞かれず、本人のプライバシーが尊重される場所を意識しています。
- 相手の話を途中で遮らず、最後まで聞くことを大切にしています。
子どもが看護師に話しやすい理由として、私が考えていることがあります。それは、日々の生活の中で子どもと関わる時間を取れていることです。そして、実際に話を聞く場面では、場所と聞き方も意識しています。
この記事では、児童思春期精神科病棟での私の経験と、普段の関わりで大切にしていることを整理します。後半の家庭向けの工夫は、この経験から考えた提案です。
本音を話せる、他の人に聞かれない場所
私の経験では、子どもが話をするタイミングとしては、消灯前よりも消灯後のほうが思い浮かびます。また、面談室を使って個別に話すなど、他の人に聞かれない空間のほうが、本音が出やすいと感じています。話を聞くときには、本人のプライバシーが尊重される場所を意識しています。
これは、私が経験している場面についての話です。「消灯後でなければ話せない」「個室を用意すれば本音を聞ける」という条件や効果を示すものではありません。
看護師が子どもと関わる時間
看護師に話せる理由を考えるとき、私が挙げたいのは、子どもと接する時間の違いです。病棟では、医師が直接接する時間や面談の時間に比べて、看護師は子どもと関わる時間をより多く取れています。私は、この時間の違いが、看護師に話せる理由の一つだと考えています。
ここで述べているのは、私の勤務する病棟での経験にもとづく見立てです。子どもが誰に何を話すかを、職種や接する時間だけで説明する意図はありません。
話を遮らず、最後まで聞く
私が話を聞くときに意識しているのは、相手の話を途中で遮らず、最後まで聞くことです。面談室や個室など、本人のプライバシーが尊重される場所で、まずは話を聞きます。私の関わりの基本は、この場所の確保と、遮らずに聞く姿勢です。
家庭で取り入れるなら、場所と聞き方から
ここからは、病棟での経験をもとに考えた家庭向けの提案です。私が家庭での効果を確認した体験談ではありません。
子どもが話し始めたとき、まず、周りに話を聞かれたくない人がいないかを確かめてみてください。「ここで話す? 別の場所にする?」と、本人に場所を選んでもらう方法が考えられます。専用の部屋がなくても、ほかの家族に聞かれない時間や場所を一緒に探す、という考え方です。
聞いている途中で説明や助言を挟みたくなったら、まずは本人が話し終えるまで待つことを意識してみてください。厚生労働省も、子どもと話す際には、片手間にせず話を聞くことに集中し、親の意見を押しつけない姿勢を紹介しています。厚生労働省「家族で子どもと向きあうポイント」
プライバシーを守ることと、安全のための相談
他の人に聞かれない場所で話すことと、聞いた内容を誰にも伝えないと約束することは、分けて考える必要があります。
厚生労働省は、必要に応じて専門家などに相談すること、その際には本人へ説明してから話を伝えることを案内しています。また、本人が隠したいことはできるだけ秘密にしつつ、健康や安全に関わる内容は秘密にできない場合があることも伝えるよう説明しています。厚生労働省「家族で子どもと向きあうポイント」
相談先に迷う場合は、地域の保健所・保健センター・精神保健福祉センターなどの公的窓口も選択肢になります。厚生労働省「困ったときの相談先」
今夜これだけ
次に子どもが話し始めたとき、「ここで話して大丈夫? 別の場所がいい?」と、話す場所を本人に確かめてみてください。
看護師視点のまとめ
私が看護師に話せる理由の一つと考えているのは、子どもと関わる時間を取れていることです。そのうえで、話を聞く場面では、他の人に聞かれない場所と、途中で遮らずに最後まで聞く姿勢を意識しています。
家庭で取り入れる工夫としても、まずは本人が話せる場所を確かめ、話を聞くことに集中する方法を提案します。話す内容や結果を決めつけず、本人が話すための時間と場所をどう用意するか、という視点です。
参考にした公的情報・一次情報
家庭向けの聞き方と相談について、次の資料を2026年9月16日に確認しました。資料は筆者個人の経験を裏付けるものではありません。


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