親が疲れてしまったとき。精神科ナースが伝えたい「休んでいい理由」

保護者が疲れたとき

本記事にはプロモーションが含まれています。

毎日、子どものことで頭がいっぱい。
学校のこと、将来のこと、自分の仕事、家事——
気づいたら、自分のことは後回しにしてきた。

そんな親御さんへ、この記事を書いています。

こんにちは、星野レンです。
精神科で働いていると、子どものことで疲弊しきったお母さん・お父さんとたくさん出会います。

「でも私が倒れるわけにはいかない」「子どもがこんなにしんどいのに、親の私が疲れたなんて言えない」

その気持ち、よく分かります。でも今日は、少しだけ聞いてください。

あなたが疲れているのは、当たり前のことです

不登校や発達障害のある子どもをサポートすることは、本当に体力も精神力も使います。

  • 子どものペースに合わせて仕事を調整する
  • 学校や病院との連絡対応
  • 癇癪やパニックへの対応
  • 「自分の育て方が悪かったのか」という自己否定
  • 周囲の無理解

これだけのことを抱えて、疲れない人なんていません。

「疲れた」と感じることは、弱さではありません。それだけ、必死に向き合ってきた証です。

親が疲れると、子どもにも影響する

「子どものために頑張らなきゃ」という気持ちは大切です。でも、親が限界を超えてしまうと、子どもにも影響が出ます。

余裕がなくなると、つい声が荒くなる。子どもの言葉をゆっくり聞けなくなる。表情が暗くなる。

子どもは親の状態にとても敏感です。親が安定していることが、子どもの安心感につながります。

「自分を休ませること」は、子どものためでもあります。

精神科ナースが見てきた「燃え尽きる前のサイン」

こんな状態が続いていたら要注意です。

  • 朝、起き上がるのがつらい
  • 些細なことで涙が出る
  • 怒りっぽくなった・感情が爆発しやすい
  • 何をしても楽しくない
  • 子どものことを考えるだけで気持ちが重くなる
  • 「消えてしまいたい」と思うことがある

最後の項目は、特に注意が必要です。そこまで追い詰められているなら、すぐに誰かに話してください。かかりつけ医や、よりそいホットライン(0120-279-338)に電話してみてください。

今日から試してほしい「親の休み方」

① 完璧な親をやめる

ご飯が手抜きでも大丈夫。部屋が散らかっていても大丈夫。泣いてしまっても大丈夫。

「ちゃんとしなきゃ」を少し手放すだけで、心に少しだけ隙間が生まれます。

② 「一人の時間」を意識して作る

子どもが寝た後の15分でも、一人でお茶を飲む時間でも。

「罪悪感なく自分のための時間を持つこと」が、長く走り続けるための燃料になります。

③ 「話す」場所を持つ

一人で抱えないでください。

  • 信頼できる友人・家族に話す
  • 学校のスクールカウンセラーに話す(親だけでもOK)
  • 不登校・発達障害の親の会に参加する
  • オンラインカウンセリングを使う

「同じ立場の親と話す」ことで、「自分だけじゃなかった」と感じられることがあります。

④ 専門家に頼る

自分自身のメンタルが心配なときは、大人向けの精神科・心療内科への受診も選択肢のひとつです。

最後に

子どもがしんどいとき、親もしんどい。それは当然のことです。

でも、あなたが倒れてしまったら、子どもの一番の味方がいなくなってしまいます。

自分を大切にすることは、逃げではありません。子どものために、まず自分を守ってください。

「疲れた」と感じたとき、この記事を思い出してもらえたら嬉しいです。


✍️ 星野レン
看護師8年目。内科・外科での勤務を経て、現在は児童思春期精神科で5年間働いています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました